ココログ 〜心理学×ブログ〜

言葉と思考はあなたの世界を変える

相談に乗るコツを解説!ソーシャルワーカーが教える共感の技術!

みなさま、こんにちは!

 

ソーシャルワーカーのM・Mでございます。

 

さて、ようやくこの話題をお話できます!

 

と、言っても誰かに止められていたわけではないのですが・・・。

 

前回まではとても有名なテクニックばかりを紹介していた面もありましたので、退屈だった方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、具体的な内容に移っていきたいと思います!

 

みなさんは、頼られる人になりたいですか?

 

恐らく、ほとんどの方の答えはYESでしょう。

 

頼られる人の条件の一つに”相談される”というものがあるかと思います。

 

皆様も相談されること、ありますよね?

 

しかし、だからこそ皆様は悩むのです。

 

どうやって相談に乗っていいか分からない・・・と。

 

相談というのは、あらゆる場面で登場するコミュニケーションの話題の一つです。

 

ですから、この技術を持っている人、持っていない人とではコミュニケーション能力に大きな差があると、私自身感じています。

 

正直な話を皆様だけにしますが、私はソーシャルワーカーという職業に努めてから、モてる様になりました。

 

恋愛的なこともそうですが、どちらかというと人間的にと言う方が正しいかもしれません。

 

もちろん、私が急に魅力的な人間に変貌したわけではありません。

 

ソーシャルワーカーになる前と、なった後、違いがあるとすれば相談力が身についたことでしょう。

 

つまりは、相談力=人に好かれる能力とも言えるかもしれません。

 

ですから、これから何回かに渡って、相談力をあげる知識・技術をお伝えして行きますので、どうかお付き合いお願い致します。

 

第1回目は、共感についてです。

 

 

 

 

共感と同情の違いについて

 

さて、相談力については様々な書籍が発売されています。

 

そこには必ず、”共感をしましょう”という文言が書かれています。

 

相談力についての書籍だけではなく、今や、ビジネス書やナンパ術の本なんかにも書かれていますね。

 

要するに、それだけ重要で、人とのコミュニケーションには欠かせない技術なのです。

 

しかし、相談援助職のプロとして一つだけ言わせて下さい!

 

共感を知っただけでは、技術として未熟です!

 

というより、間違った共感の仕方をする可能性が非常に高いです。

 

これから解説していきますが、共感の仕方を間違えると相談に乗るあなた自身も辛くなってしまいますから、ここは本当によく注意して下さい。

 

同情とは?

まずは、同情から解説していきましょう。

 

日常生活では、共感よりも、むしろこの同情の方がよく耳にするのではないかと思います。

 

だからこそ注意が必要なのです!

 

なぜ、共感が必要かと言うと、相手の気持ちを理解してあげる必要があるからなんです。

 

しかし、相手の気持ちを理解することが大切ですと誰かに言われた時、あなたはそれを別の言葉で言い表すとしたら、どんな言葉をチョイスしますか?

 

大半の方は”同情”と答えるでしょう。

 

では、同情とはどういう状態か。

 

同情とは、相手と同じ感情になること。

 

「あなたも辛そうにしていると、私も辛い」とか「あなたが楽しそうだから、私も楽しくなってきた」とかそうゆうやつです。

 

もちろん、同情のすべてが悪いわけではありません。

 

ポジティブな感情なんかは、一緒に共有することも大切だと思います。

 

しかし、相談場面というのは、ほとんどがネガティブな感情です。

 

相談を受けた人が、相談に来た相手と一緒に落ち込んでしまうと、どんどん、どんどん、場の空気が重くなっていきます。

 

それでは、相談をせっかく受けている意味がなくなってしまうのです。

 

こういった、相手の感情に巻き込まれてしまうことになるので、相談場面において同情はあまりおすすめ出来るものではないのです。

 

 

共感とは?

では、様々な書籍で推奨される共感とはどんなものかといいますと、”相手の感情を理解する”ということです。

 

同情が、同じ感情になるのに対して、共感は一歩引いた目線から相手の感情を見ています。

 

そして、相手が悲しいのか、辛いのかなど感情を理解します。

 

それが、「あなたが辛いことはよく分かるよ」とか「あなたはすごく悲しいのね」などの言葉に繋がるわけです。

 

つまり、相手と同じ感情にはなっていないけれど、相手の感情は理解している状態が共感です。

 

相手の感情を分析するという言い方も出来るかもしれません。

 

これが出来ると、相手からは「私の気持ちを分かってくれる」という評価を貰うことが出来ます。

 

 

まとめ

 

相談に乗るということは、相手の悩みを多かれ少なかれ話してもらう必要があります。

 

そして、一つ覚えておいて欲しいのは、”どの程度話すのかは相手が決めることが出来る”ということです。

 

つまり、いくら相手から「相談に乗ってください!」と来たとしても、あなたの相談の受け方次第では、あまり多くを語ってくれないかもしれないということです。

 

相手があなたに多くを語るかどうかは、何で決まると思いますか?

 

正直、様々な要因があると思いますが、大きいのは”信頼度”でしょう。

 

その信頼を勝ち取る、一つの方法が”共感”なのです!

 

他にも、信頼関係を築くための技術はたくさんあります。

 

その一つが、下記の記事で解説している”ミラーリング技法”になりますので、是非一読下さい。

 

geekitaro.hatenablog.com

 

”この人は分かってくれない”と思われたくないですよね?

 

今回紹介した、共感の技術を活用して、是非、相談のプロフェッショナルとなっちゃってください!

 

次回は、相談における”男女の違い”について解説していきます!

 

 


人間関係ランキング