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電話で使える好かれる話し方をソーシャルワーカーが解説!

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今回の記事は以下の様な問題を解決できます!

☑電話の会話で相手へ好印象を残したい

☑好かれる話し方を知りたい

☑電話の対応が上手くなりたい

 

近頃、連絡手段の主役はLINEなどのSNSになってきていますね。

 

しかし、やはり職場においても、プライベートにおいても電話でのコミュニケーションは避けては通れないのが事実。

 

やはり、メールやLINEなどの”文字”を使ってのコミュニケーションが主流な今、電話でのコミュニケーションに苦手意識を持つ方は多いようです。

 

あなたも、電話をかけるとき、電話がかかってきたときに緊張した記憶があるのではないでしょうか。

 

そうすると相手と上手に話すことが出来ず、「今の電話で相手はどう思ったかな」と考えるものです。

 

せっかく電話をするなら相手に好印象を持ってもらいたいですよね。

 

それが異性であればなおさら・・・

 

今回は、電話で使える好かれる話し方を医療ソーシャルワーカーの私が解説致します。

 

相手への印象に何を話すかは関係ない!?

みなさんは相手に良い印象を持ってもらうために必要な要素を知っていますか?

 

例えば、今回のテーマである電話をするという場面では何が大事でしょうか。

 

相手へ良い印象を持ってもらおうと考えると、どうしても「何を話すか」に気を配りがちですが、実は「何を話すか」はそれほど重要ではなかったりします。

 

以下の図は、人が相手の印象を決める際にどの様な情報を参考にしているか数値化したものです。

 

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メラビアンの法則というものですが、このグラフをみて頂ければわかるように、人は視覚情報、つまりは”見た目”の情報で約5割の印象を決めています。

 

次の多いのが声のトーンや話す速さなどの聴覚情報です。

 

そして、「何を話すか」という”言語情報”は人の印象に7パーセントしか影響しません。

 

よく耳にする「何を話すかではなく、誰が話すか」というのはこの法則からも明らかなのです。

 

よくよく考えてみれば、みなさんの日常でもこの法則通りなことが多いとは思いませんか?

 

例えばですが、相手から物を借りる時にみなさんは「貸して」といいますよね。

 

その時にやわらかい口調で「貸して~」というのと、少し低い声で語尾を強めて「貸して!」というのでは印象がだいぶ違う筈です。

 

しかし、言葉の内容としてはどちらも同じ「貸して」なのです。

 

ですから、「何を言うか」ではなく「どう話すか」これが重要になるのです。

 

高く、ゆっくり、丁寧に!!・・・は嘘!?

先程お話したメラビアンの法則で考えれば、見た目と声の印象で相手はこちらの印象をほぼ決めていると言えます。

 

今回は電話をしている場面で好かれることが目標ですから、実際は声の印象が重要なのは言うまでもないでしょう。

 

ここからは、相手に好かれる話し方を”一般論”と”心理学的”に分かれてお話していきます。

 

まず一般論ですが、電話の際には少し声を高めにすると良いと言われています。

 

よく、「ソ」の音を意識しましょうなんて言われます。

 

そして、ゆっくり丁寧に、そして目の前に相手がいるように話かける。

 

これが鉄則だと言われています。

 

つまり、確かに電話なので「声」の印象しか相手には伝わらないように感じますが、笑顔をつくることで声にもその印象が反映されるということです。

 

このことから、ぶっきら棒に話すよりも、高く、ゆっくり、丁寧に話すことで相手に好印象を与えることが出来るといえるでしょう。

 

と、ここまでが一般論なわけですが、大切なのはここからです。

 

ここからは、心理学的な見解になります。

 

実は、心理学的に考えると先ほど述べた「高く、ゆっくり、丁寧」というだけでは不十分なのです。

 

今回おすすめするのは、”相手と同じ声で話しましょう” ということです。

 

以前以下の記事で、相手に好印象を与える方法として”ミラーリング技法”をご紹介しました。

 

geekitaro.hatenablog.com

 

相手に好印象を与えるには、相手の動作を真似ましょうという内容ではあるのですが、それは”声”も同じこと。

 

相手にとっては、自分の話すペースや話し方に似ている方が”話しやすい”と感じるのです。

 

あなたも誰かと話をしていて、「なんでかはわからないけど、話難い・・・」と感じたことはありませんか?

 

その時のことをよくよく思い出して頂くと、おそらく言葉が重なってしまったりなど様々な問題があったのではないかと思います。

 

言葉が重なってしまうとそれだけで話がスムーズに進まなくなってしまいます。

 

そうなると人は、少し理不尽かもしれませんが「話難い」と感じてしまうのです。

 

ですから、心理学的な技術を付け加えるなら、相手の声の”高さ”、話す”スピード”、話し方の”イントネーション”まで合わせると、相手はあなたとの会話を心地よく感じ、好印象を与えることが出来るのです。

 

ここまでの内容をまとめると、一番良い方法は、まずは基本通りに声は少し高めでお話をして、良い印象を持ってもらいましょう。

 

その後は、相手の声や話方に合わせていくことで、その相手へピンポイントで好印象を与えることができるのです

 

まとめ

今回は、電話で使える好かれる話し方を解説しました。

 

”声”その物の印象を良くすることが効果的であることは言わずもがなですが、心理学的な観点でいうと、さらに重要なのは相手の”声”に合わせることが大切です。

 

今回のお話は、電話だけではなく日常生活での会話のおいても重要なテクニックですので、是非試してみて下さい。