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言葉と思考はあなたの世界を変える

夫に家事をお願いする交渉のコツとは?

 

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今回の記事はこんな方におすすめ

☑夫が家事を手伝わない

☑夫に家事を手伝ってほしい

☑相手をそれとなく誘導する方法を知りたい

 

どうも。パクリック・ジェーンです。

 

夫が家事を手伝ってくれない・・・

 

あなたはそんな経験をしたことはないだろうか?

 

家事というのは言わば毎日行わなければならない仕事だ。

 

故に、休みもなく働いているのと同じ。

 

疲労も並大抵のことではないだろう。

 

しかし、だからと言って夫にに直接家事をお願いすると揉めてしまうこともあるだろう。

 

今回は、あなたのそんな悩みを解決する交渉の方法をお伝えする。

 

紹介するのは、催眠療法などでも使用されている言葉のテクニックだ。

 

この技術は、いわゆる暗示であるため相手に気付かれることなく、あなたの思惑通りに相手を誘導できる。

 

つまり、相手と揉めることがない交渉のコツと言えるだろう。

 

この交渉術を家事のお願いに使うか、他のことに使うかはあなたにお任せする。

 

しかし、非常に強力なテクニックであるため、悪用厳禁でお願いしたい。

 

 

 

何かをお願いする時には「やってもらう前提」で!

上手な営業マンや店員さんは、既に物を買ってもらう前提でお話をしていることにあなたは気が付いているだろうか。

 

実はここに交渉のコツがある。

 

しかし、だからといって「あなたはこの商品を絶対買いますよ!」とあからさまに言ってしまっては意味がない。

 

暗示とは相手にすということなのだから。

 

つまりは、相手に気づかれず、相手に選択権を与えている様に見せかけて、あなたの思い通りに誘導するのが今回の目的というわけだ。

 

説明ばかりでは分かりにくいだろうから、具体例を挙げてみよう。

 

あなたがハンバーガーショップに行った時のことを思い出してほしい。

 

あなたは、好きなハンバーガーやポテト、もしかしたらナゲットなんかも頼むかもしれない。

 

自分の目当ての物を注文し終わったところで、店員さんがあなたにこう言う。

 

「お飲み物は冷たいものと温かいものどちらにいたしましょうか」

 

さて、あなたはどちらを選ぶだろうか?

 

実を言うと、どちらを選ぶかは重要ではない。

 

どちらを選んでもあなたの負けとも言えるかもしれない。

 

これが物事を前提としてお願いするということなのだ。

 

専門的には、前提話法と呼ばれるものだ。

 

今回の場合、店員さんはあなたが選んだ商品以外に飲み物も売りたいと考えていた。

 

だから、あなたが飲み物も注文するという前提のもとで冷たい飲み物にするか温かい飲み物にするのか尋ねたのだ。

 

あなたがどちらを選ぼうと、「飲み物を売る」という目的は果たされたわけだ。

 

これは前提話法の中でも、ダブル・バインドという言葉のテクニックだ。

 

一見相手に選択肢を選ばせているように見えるが、どちらを選んでも結末は同じというわけだ。

 

下手くそな店員であれば「飲み物は頼みますか」という選択肢を相手に与えてしまう。

 

この様に訊かれると、人は飲み物を頼むか・頼まないかという選択肢の中で選ぶ。

 

しかし、先ほどの店員のようにダブル・バインドを使用された場合、人はどんな飲み物を飲むかという選択肢の中で決断をしてしまう。

 

この交渉の言葉のテクニックを応用することで夫に家事を手伝ってもらうことができる。

 

ダブル・バインドで家事を手伝ってもらう!!

 

では、まずは先ほども例に挙げたダブル・バインドで夫に家事を手伝ってもらおう。

 

ダブル・バインドで大切なのは、お願いしたいことは相手にやってもらう前提で選択肢を与えることだ。

 

つまり、ここでは夫が家事をやるということは前提として夫に選択肢を与えることになる。

 

言い換えれば、「家事の中で何をやりたい?」ということだ。

 

掃除と洗濯どっちをやりたい?

 

この様に訊くことで、夫の頭の中では掃除と洗濯ならどっちが楽だろうかという思考になっている。

 

あなたにとってはどちらだろうと構わないということも知らずに。

 

夫がどちらを選んでもあなたは家事を手伝ってもらうことができるのだ。

 

そうは言っても、「どっちも嫌だ」なんて言われることはないの?

 

そんな疑問が浮かんだのではないだろうか?

 

もちろんその可能性も捨てることはできない。

 

その様な場合は、違うパターンの前提話法で切り抜けるのが賢明だ。

 

5W1Hの魔力

 

ダブル・バインドを使用したはいいものの、「どっちもやだ、どっちもやらない」と相手に上手く逃げられてしまった場合どうすればよいのだろうか。

 

その様な時には、違う前提話法で追い打ちをかける。

 

それが、次に紹介する前提+5W1Hの話法だ。

 

5W1Hとはご存知の通り、

だれが・いつ・どこで・なにを・なぜ・どのように を表すもの。

 

家事をやってもらうという前提にこれらの言葉を+してお願いするのがこの話法になる。

 

例えば、家事をお願いするのであれば

 

いつなら家事をやってくれる?」と訊く方法がある。

 

この様に訊かれると、夫の頭の中では家事をやるかどうかではなく「いつ」なら家事をやることができるだろうかという思考になっている。

 

もしくは「家事なら何をやってくれる?」と尋ねる方法もある。

 

掃除も洗濯も嫌だと言うのなら、何の家事ならあなたはやってくれるの?というわけだ。

 

「皿洗いくらいなら・・・」としぶしぶ重い腰を上げる夫が目に浮かぶのではないだろうか。

 

もちろん、この前提+5W1H話法は何もダブル・バインドの追い打ち専用の技ではない。

 

この話法単独でも十分効果を発揮することを約束する。

 

 

まとめ

さて、今回はあなたの家事が少しでも軽くなればと思い、夫に家事をお願いする交渉のコツをお伝えしてきた。

 

前提話法には他にも様々な形式のものが存在する。

 

例えば、前述した私のこの言葉の中にも前提話法が組み込まれている。

「上手な営業マンや店員さんは、既に物を買ってもらう前提でお話をしていることにあなたは気が付いているだろうか」

 

どこが前提話法になっているのか考えてみてほしい。

そしてその訓練が、あなた自身を前提話法から身を守る訓練になる。

 

他にも前提話法がこの記事には潜んでいるので、1回でも2回でも繰り返し読んで見てほしい。