心理学を使った上手な褒め方!子供に自信をつけるにはどうするべきか?
今回の記事はこんな方におすすめ!
☑子供に自信をつけたいが、褒め方が分からない
☑子供の悪いところばかりが目に付く
☑人の褒め方が上手くなりたい
自分の子供にはのびのびと育って欲しい。
そう考える親御さんは多いでしょう。
しかし、そうは思っていても、何気ない行動一つ一つにいら立ってしまったり、ついつい叱ってしまうものです。
そして、その度にその様な行動は直そうと考えますが、どうしてもうまくいかない。
そんな経験もまた、たくさんの親御さんがぶつかる壁ですよね。
実は私も放課後等デイサービスという、障害児が通う施設でアルバイトをしていたことがありました。
アルバイトとは言え、適当なことは出来ません。
私は、障害児関連の書籍や児童との関りかたの勉強をしてきました。
その中でも、子供の自己肯定感、つまり自分で自分を認めることが出来るかどうかというのは、一つの大きなポイントであり、重要事項の様です。
これらを高めるには、他者からも認めてもらえているという実感が必要になってきます。
そして、その他者から認めてもらっているということが実感できる一つの行為が。「褒められる」ということなのです。
今回はその、「褒める」という行為にピントを合わせて解説していきますので、最期までお付き合いください。
実は人に短所などない!?
人は嫌なところほど目につくものです。
それは子供相手でなくても、人間関係そして、そして自分自身においても同じことではないでしょうか。
しかし、あなたがあの人の嫌いだと思っている部分、自分のお子さんの短所だと感じている部分、あなた自身のマイナスだと思っている部分、果たしてそれは本当に短所なのでしょうか?
例えば、よく人に「うるさい」と言われる人がいたとします。
そして、人にうるさいと言われてしまうことをこの人はとても気にしています。
ここまでのお話だと、「うるさい」というのはこの人の単なる短所でしかありません。
では、「うるさい」というのではなく「元気な人」と捉えればどうでしょうか?
たちまちプラスのイメージに変わりましたよね。
この様に、マイナスのイメージをプラスに捉え直すことをリフレーミングといいます。
子供を褒めてあげるコツは、この様にリフレーミングを使用して、マイナスだと子供自身で思っていることや他の人がマイナスだと思っていることにをプラスに捉えなおし、言葉にしてあげることです。
この様に考えると、もしかすると人には短所なんて存在しないのかもしれません。
さて、リフレーミングには「意味のリフレーミング」と「状況のリフレーミング」という方法があります。
ここからは、一つずつ詳しく解説していきます。
意味のリフレーミング
意味のリフレーミングは、文字通り言葉の意味を捉え直す方法です。
例えば、上で述べた通り、「うるさい」という言葉を「元気」という意味に変換する。
他にも、
- 優柔不断 ➡ ゆっくり考える
- 行動が遅い ➡ 丁寧に行動している
- 落ち着きがない ➡ 行動的
などなど、言い方ひとつで印象をガラリと変えることが出来ます。
子供が「勉強が出来ない」と落ち込んでいたら、「伸びしろがあるってことだね」など、プラスに言い換えて言葉を返してあげることで、子供自身の捉え方も変えることが出来ます。
今日から、「この言葉をプラスに言い換えたらどんな言葉かな?」と少しずつ練習してみましょう。
子供と一緒に考えるのも効果的だと思います。
状況のリフレーミング
次に状況のリフレーミングですが、これは状況を変えればマイナスなこともプラスに変わるという考えに基づいた方法です。
またまた「うるさい」とよく言われる子供を例にしてみます。
例えば、授業中に「うるさい」と言われる子供でも、みんなで遊ぶ場面であれば「明るい」というプラスの印象になるのではないでしょうか。
これが、状況のリフレーミングです。
ある状況ではマイナスな特性でも、その特性を活かせる場面があるということですね。
「そんな細かいことどうでもいいじゃん!」とよく周りからよく言われる人でも、細かい気配りが要求される職業に就くことが出来れば天職となるかもしれません。
マイナスポイントを短所として片づけるのではなく、それを活かせる方法を見つけてあげることが、相手を褒める上で大切になります。
まとめ
さて、今回は簡単ではありますが、子供を上手に褒めるための一つの方法としてリフレーミングという技術をお伝えしました。
記事の中では、あえて子供相手の例とそうではない例を織り交ぜてお話しました。
この技術は、子供相手だけではなく誰にでも適用できる技術だからです。
それによって、本文その物が少々読みにくいものになってしまったことをお詫び申し上げます。
そして、リフレーミングは他者だけではなく、ご自身にも使える技術です。
日頃からマイナスをプラスに捉え直す練習をしてみましょう。
相手の人生、あなたの人生が必ず良いものとなるでしょう。
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