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失恋から早く立ち直る方法を心理学的に解説!

今回の記事はこんな方におすすめ!

☑失恋から早く立ち直りたい

☑失恋で悩んでいる友人の力になりたい

 

恋が終わる瞬間というのは、なんとも言えない喪失感があるものですよね。

 

その喪失感から早く立ち直って、次の恋愛に切り替えて行くことが出来れば苦労もないのですが、現実はそうもいきません。

 

しかし、早く忘れたいにが失恋の想いというものです。

 

みなさんも、「忘れよう、忘れよう」と考えるほどより鮮明に思い出してしまうという経験はないですか?

 

実はそれは、心理学的(脳科学的)に間違った物事の忘れ型をしているからなんです。

 

今回は、失恋から早く立ち直る方法、失恋の記憶を早く忘れる方法を心理学的に解説していきます。

 

 

忘れようと考えると忘れることは出来ない

人は何か忘れたいことがあると「早く忘れよう」と考えます。

 

それは失恋の記憶も例外ではありません。

 

しかし、私達の脳というのはとても不便な物で「忘れよう」と考えるほど記憶に残りやすいのです。

 

いきなりですがみなさん、今から今日の晩御飯のことは考えないで下さいね。

 

どうですか?

 

私にそう言われた皆さんは、一瞬だとしても晩御飯のことを考えたのではないでしょうか。

 

考えるなと言われているのに、考えてしまう・・・

 

これが、私達の脳の不便なところです。

 

実は私達の脳は、なにかを忘れたいと思った時にはその忘れたい対象を一度思い浮かべなければなりません。

 

先程の晩御飯の例でいえば、脳の中では以下の様な処理がされています。

 

  1. 晩御飯のことは考えるなと言われた
  2. 晩御飯とは何かを考える
  3. 晩御飯というものを理解する
  4. 理解した晩御飯のことを考えない様にする

要するに、脳は指示を明確に出すために忘れる対象をはっきりさせる必要があるのです。

 

この特性によって、忘れたいことを思い出さない様にすればするほど、脳の中では忘れろという命令のために、一旦忘れたい事柄が頭に浮かぶのです。

 

そもそも考えてみて下さい。

 

本当に物事を忘れているなら、「忘れたい」とすら考えないと思いませんか?

 

「忘れたい」と考えるということは結局は「忘れていない」ということなのです。

 

 

失恋の記憶を早く忘れる方法

忘れようと思えば思うほど、脳の中では鮮明にその記憶が呼び起こされるということと、その理由は上で述べて来ました。

 

次に、本題である「早く失恋の記憶を消す方法」を解説していきます。

 

失恋の記憶を完全に消すというのは正直現実的ではないでしょう。

 

ですから今回は、「失恋の事を考えなくなる方法」をお伝えしてきます。

 

といっても、方法はとてもシンプルです。

 

その方法とは、ズバリ「とことん失恋の話をする」ということです。

 

「忘れたいのにそのことを話してどうする!」というつっこみは承知の上です。

 

しかし、先ほどもお話した通り、忘れようと思っても忘れることが出来ないのが人間の脳。

 

忘れるためには、そのことを考えなくなる必要があります。

 

そして、その為には脳がそのことを考えることに「飽きる」必要があるのです。

 

脳が飽きるために、そのことについてとことん話すというのがこの方法。

 

しかし、嫌なことを話すのはとても気持ち的には負担の大きいこと・・・

 

そんな側面から、この方法は「塩ぬり療法」と呼ばれています。

 

よく失恋から立ち直るのは女性の方が早いというような話を聴いたことはありませんか?

 

実は、その現象もこの塩ぬり療法が関わっているのではないかと言われています。

 

一般的には、女性の方が所謂「ガールズトーク」で友人同士の話をする傾向にあります。

 

それによって、男性よりも女性の方が「吹っ切れる」のが早い傾向にあるのです。

 

この塩ぬり療法の面白いところは、忘れたいことを話す相手が人間でなくても良いということです。

 

つまり、ペットやぬいぐるみ相手にお話をしても効果があるのです。

 

一人の時間でも出来る方法なので、是非一度試してみてはいかがでしょうか。

 

思い出の品は捨てるな!

さて、今回はもう一つ失恋から早く立ち直る方法をお伝えします。

 

みなさんは、失恋した時に相手との思い出の品はどうしていますか?

 

おそらく、早く忘れようと考えた時にはさっさと捨ててしまおうと考える方が多いのではないでしょうか。

 

実は、これも全く正反対の対処方なのです。

 

思い出の品は捨てないで保持しておくのがよいのです。

 

なぜそうなのかというと、思い出の品を捨ててしまうと、相手を思い出す時に頼りになるのは記憶だけになってしまうからです。

 

人間の記憶というのは美化されるものなのです。

 

ですから、記憶だけを頼りに相手のことを思い出す状況を作り出してしまうと、どんどん相手が自分の中で最高の人物であったかの様に考えてしまうのです。

 

そう考えてしまうと、とても失恋の傷が大きくなってしまいます。

 

まさしく、JUDY AND MARYの「思い出はいつもきれいだけど」状態となるのです。

 

思い出の品は捨てずに、フラットな評価で相手を思い出すことも大切なのです。

 

まとめ

 今回は、失恋から早く立ち直る方法をお伝えしてきました。

 

他にも、失恋ソングを聴くことも効果的な様です。

 

私達は、忘れたいことがあると、その記憶を遠ざけようとしますが、実はそれは逆であり、どっぷりその時の心情に浸かることも必要なのです。

 

自分もそうですが、周りに何か悩んでいる方がいる場合はじっくり話を聴いてあげましょう。

 

 


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